アイリスオーヤマの経営理念 私の履歴書 大山健太郎

2016年12月7日1版1刷 帯封「挑戦に終わりはない。波瀾万丈の経営者人生で磨き抜かれた『実践理論』、その神髄を熱く語る!」 目次 第1部 私の履歴書 第2部 私の経営理念 第3部 社員へのメッセージ ・祖父趙性璣は韓国出身で漢方医として来日。父はブロー…

審判 フランツ・カフカ 本野亨一/訳

昭和28年3月30日初版発行 令和5年8月25日56版発行 裏表紙「ある朝、アパートで目覚めた銀行員ヨーゼフ・Kは、突然、逮捕される。Kはなぜ逮捕されたのか、まったく判らない。逮捕した裁判所もいっさい理由を明らかにしない。弁護士を頼んでも要領をえず、実…

松永安左エ門(電力中央研究所理事長)私の履歴書 経済人7

昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①私は一種の失敗者だ ②慶應義塾で福沢諭吉先生に接見 ③逆境で自分を見直す ④福博電軌の専務で不眠不休 ⑤北九州の電気、交通両業を一つに ⑥議員時代・野党で反骨精神発揮 ⑦東邦電力設立で苦労 ⑧五大電力争覇時代…

散り椿《下》 葉室麟

2020年5月20日発行 采女の回想(新兵衛が国を出る破目に陥った時、采女は新兵衛が篠を坂上家に戻すのを期待した。が篠は国許に留まらなかった。篠は采女のもとに行くことを望まなかったからだと思い寂しさを感じた)。道場に現れた新兵衛に十五郎が稽古と称…

鹿島守之助(鹿島建設会長・参議院議員)私の履歴書 経済人7

昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①詩をつくる父撫松山人・永富敏夫 ②文学を愛し、哲学に感動した学生時代 ③外交官生活とハウプトマンの影響 ④クー伝ほーふの政治理念とストレーゼマンの洞察力 ⑤「世界大戦原因の研究」で法学博士となり、鹿島卯…

散り椿《上》 葉室麟

2020年5月20日発行 病に伏した妻が夫に、故郷の散り椿がみたいと言いながら、自分が死んだら夫一人で故郷に戻ってやってほしいことがあるという。夫に打ち明けず永年胸に秘めた想いを話した。その内容とは?という導入で始まる。 半年後、浪人の瓜生新兵衛が…

川又克二(日産自動車社長)私の履歴書 経済人7

昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①水戸郊外、庄屋の家柄に生まれる ②一高コースを捨てて商大へ方向転換 ③三菱商事を落ち興銀にはいる ④課長ににらまれ管理課へ移される ⑤大阪の四年間、残業と酒で“午前さま” ⑥三十六の若僧、日曹の常務監査役に …

螢草《下》 葉室麟

2017年6月10日発行 市之進は投獄され、屋敷も召し上げられた。市之進から2人の子供のことを頼まれた菜々は、市之進から託された茶器を質屋のお舟に預けて再び金を工面して廃屋のような家を借りて慎ましい生活を始めた。実家から野菜を届けてもらい、自らも草…

江崎利一(江崎グリコ社長)私の履歴書 経済人7

昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①家が貧しく教科書を借りて写す ②ブドー酒のはかり売りで当てる ③グリコーゲンの事業に乗り出す ④“一粒三百メートル”の着想 ⑤お百度をふみ三越を“攻略” ⑥創業期の苦闘・返品の山 ⑦二二んが五の商法を確立 ⑧思い…

螢草《上》 葉室麟

2017年6月10日発行 風早家に住み込み女中として働き始めた菜々は、実は武士の娘だった。父安坂長七郎は鏑木藩藩士で、城中で口論になり刃傷沙汰を起こし切腹したため、これが明るみに出ると難儀に巻き込まれるかもしれない、と叔父に言われていたので秘密に…

小川栄一(藤田観光社長)私の履歴書 経済人7

昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①布教のかたわら質屋を始めた先祖 ②水戸高時代、食費節約で運動場つくる ③京大時代、お寺を回って禅問答 ④安田信託入社、初めて知る金の価値 ⑤人を担保に異色の貸しっぷり ⑥堤氏の出合い、ボロ鉄道の窮地救う ⑦…

川あかり3⃣ 葉室麟

2015年2月1日第1刷発行 美祢は七十郎に、若侍達が煽動されたことに気付いて煽動した儒学者を襲い、その際、儒学者を匿った者の家族を間違って傷付けてしまった、ついては若侍達を助けるためには美祢を七十郎の妻になるしかなくそうして貰わねば帰られぬと言…

白村江 荒山徹

2017年1月12日第1版第1刷発行 歴史・時代小説ベスト10(週刊朝日/2017年)第1位、歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞、本屋が選ぶ時代小説大賞2位。 帯封「悲劇の王子が運命に抗う時、東アジアの歴史が変わる 大化の改新、揺れる朝鮮半島、そして白村江の戦い―果…

鑑三・野球・精神医学 内村祐之

昭和48年10月22日発行 私の履歴書 ・出生は明治30年11月12日、父は内村鑑三。ドイツ語を勉強させようとした父が「鶏口となるも牛後となるなかれ」の方針から独協中学に入学させた。独協、一高で野球で大活躍し、監督や批評家は今でも日本の生んだ五人の大投…

川あかり2⃣ 葉室麟

2015年2月1日第1刷発行 郡方見廻りの猪野伝助が松蔵を引っ立てた。伝助からこの宿が盗人宿の噂が立ち流れ星なる盗賊の定宿かも知れないと聞いた七十郎は、深夜、猿回しの猿からズシリと重い金の仏像を受け取り、流れ星の盗賊宿という話は本当かもしれないと…

「睡眠第一」ですべてうまくいく 成田奈緒子

2015年3月22日第1刷発行 表紙裏「正しい睡眠リズムで脳も体も超元気に ・『睡眠7時間』は死守 ・『早寝・早起き・朝ご飯』が体内時計を作る ・しっかり寝ないと体の老化が加速 ・睡眠の乱れは女性ホルモンの乱れに直結 ・寝ない人は自己肯定感が低い ・睡眠…

井植歳男(三洋電機社長)私の履歴書 経済人7

昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①信心深い母、きびしかった父 ②父母の意思に反して船に乗る ③義兄松下の庇護を離れて一職工に ④甲種合格で独立計画はお流れ ⑤再役すすめられるほどの模範生 ⑥終戦、義兄の身代わりに退社 ⑦松下をやめ「停電灯」…

川あかり1⃣ 葉室麟

2015年2月1日第1刷発行 伊東七十郎は、大雨で川止めとなった巨勢川の側で立っていた。そこに浪人の豪右衛門が現れ、彼に連れて行かれた木賃宿には、病人の佐次右衛門、孫の五郎、おさとがいた。豪右衛門は、金が無くて困っている彼らに少し金を恵んでやれと…

カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方 私の履歴書 カルロス・ゴーン 

2018年3月23日1版1刷 帯封「『さあ、冒険の旅に出よう』 リスクをとり、挑戦し続けたカリスマが今こそ伝えたいこと。」「この本は私が日産社長として得た数々の学び、教訓の集大成と、それまでに培った経験を語る、ある種の『ビジネス論文』としてお読みいた…

緋の天空 葉室麟

2014年8月30日第1刷発行 奈良の金光明寺(のちの東大寺)で大仏開眼供養が盛大に行われた。高さ52尺(約16メートル)、御顔の長さ16尺(約5メートル)の大仏は、華厳経が説く蓮華蔵世界の中心的存在であり、世界そのものを象徴する盧舎那仏である。皇…

中村白葉(ロシヤ文学者) 私の履歴書 文化人3

昭和58年11月2日1版1刷 ①墓碑に“味わい深く生きた”と銘す ②朝鮮航路の船長をしていた父 ③生みの親に別れ、神戸から名古屋へ ④十三のとき元山から“父死す”の電報 ⑤読書癖こうじて回覧雑誌発行 ⑥東京外語にはいり『露西亜文学』創刊 ⑦鉄道院辞職し、赤貧の新婚…

不疑 葉室麟短編傑作選 葉室麟

令和6年1月25日初版発行 裏表紙「中国の漢の時代、長安の知事と警察長官を兼ねる『京兆尹』という役職があった。謀反を未然に防いだ功によって抜擢された『不疑』は、厳格でありつつも慈悲を忘れず、辣腕と名高い。ある日、天子の色である黄色の車に乗った謎…

平林たい子(作家) 私の履歴書 文化人3

昭和58年11月2日1版1刷 ①幼心に“金の世の中”を知る ②女工哀史に義憤の涙 ③『文戦』に小説を出すも落選 ④心ならずも三度目の同棲生活 ⑤新聞社の懸賞小説に入賞 ⑥三・一五の大検挙による弾圧 ⑦特高に抗議し、脱走を手助け ⑧病の身を満員の留置場で ⑨新日本文学…

鬼神の如く 黒田叛臣伝 葉室麟

2015年8月20日発行 2016年司馬遼太郎賞受賞。 栗山大膳(利章)は、初代藩主黒田長政の父、黒田官兵衛に若年の頃から仕えた黒田二十四騎のひとり栗山利安(善助)の子である。福岡に入部後、利安は家老となり、一の老職と呼ばれる。利安は官兵衛に尽くし、子…

山口誓子(俳人) 私の履歴書 文化人3

昭和58年11月2日1版1刷 ①京都に生まれ名前も誕生日も二つ ②両親には縁薄く外祖父に育てられる ③小学校二年のときに東京へ移る ④樺太へ渡り豊原小学校へ通う ⑤樺太を去って三高に進む ⑥三高の学友と虚子、秋桜子のこと ⑦住友にはいり、仕事と俳句の両刀使い ⑧…

銀漢の賦 葉室麟

2007年7月15日第1刷発行 2007年第14回松本清張賞。 月ヶ瀬藩の家老松浦将監と竹馬の友日下部源五は、幼い頃、同じ普請組の子弟だった。互いに剣の腕を競い合い、将監は文武に秀でて役職を登り詰めた。農民の十蔵は2人と交じわり、学問に励み農民から信頼を…

私の履歴書 生きてきた道 黒岩重吾

1997年1月30日第1刷発行 ・大正13年大阪の大同電力の社宅で生れた。小3の時、成績を上げて副級長になってA子に好かれようとして猛勉強した。そして級長になった。勉強さえすれば1,2番になれるという鼻持ちならない自尊心を抱いた。A子が転校すると級長の座か…

乾山晩愁 葉室麟

平成20年12月25日初版発行 裏表紙「天才絵師の名をほしいままにした兄・光琳が没して以来、尾形乾山は陶工としての限界に悩んでいた。追い討ちをかけるように、二条家から与えられた窯を廃止するとの沙汰が下る。光琳の思いがけない過去が、浮かび上がろうと…

人間はウソをつく動物である 保険調査員の事件簿 伊野上裕伸

2009年4月10日発行 裏表紙「興信所、バッタ屋、そして損害保険調査員。“日常生活では隠す傾向がある”これらの仕事を著者は約30年続けた。彼だけが体得できた『他人を疑い、自分が疑われない術』を本邦初公開!」 ・保険金詐欺を巡り、次から次へと事件もの…

私の履歴書 碁打秀行 藤沢秀行

2004年11月20日発行 1 私の履歴書 ・大正14年6月19日横浜市生まれ。父69歳、母23歳だった。父はハマの相場師で、起倒流免許の腕前を持ち、将棋五段、囲碁三段の名刺を持っていた。戦後昭和21年春には大手合は再開された。日本棋院を脱退して囲碁新社が設立…