2023-01-01から1年間の記事一覧

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書 西岡壱誠

2018年6月14日第1刷発行 2018年8月2日第6刷発行 帯封「『仕事』にも『勉強』にも『読書嫌い』にも効くと大反響 10万部! マネするだけで、誰でも、どんな本でも、☑早く読める ☑内容を忘れない ☑応用できる こんな読み方あったんだ!」「一生使える、5つの『…

天空の舟《下》小説・伊尹伝 宮城谷昌光

1993年9月10日第1刷 2013年7月5日第28刷 裏表紙「夏王桀に妹嬉をささげることで有莘氏の危機を救った伊尹は、桀のライバルとして台頭してきた商の湯王から三顧の礼を受け、湯王の臣となる。伊尹の狙いは夏と商の和親だったが、時代の流れはこれを許さず、つ…

天空の舟《上》小説・伊尹伝 宮城谷昌光

1993年9月10日第1刷 2010年9月5日第24刷 裏表紙「商の湯王を輔け、夏王朝から商王朝への革命を成功にみちびいた稀代の名宰相伊尹の生涯と、古代中国の歴史の流れを生き生きと描いた長篇小説。桑の木のおかげで水死をまぬがれた〈奇蹟の孤児〉伊尹は、有莘氏…

百人一首 故事物語2 特選生きる心の糧 池田弥三郎

2015年4月30日初版発行 51かくとだにえやはいぶきのさしも草。さしも知らじな。燃ゆる思ひを 藤原実方 52明けぬればくるるものとは 知りながら、なほ恨めしき朝ぼらけかな 藤原道信 53なげきつつ ひとり寝る夜の明くる間は、いかに久しきものとかは しる 藤…

歴史を応用する力 宮城谷昌光

2019年3月25日初版発行 裏表紙「中国歴史小説の第一人者が、光武帝と呉漢、項羽と劉邦、商の湯王と周の文王の生涯をたどりながら、ビジネスや人間関係における考え方のヒントを歴史からどう学ぶかを、具体的に平易な語り口で解説する。伊藤忠商事元会長、丹…

置いてきた毒ガス 相馬一成

1997年11月25日初版発行 表紙裏「日中戦争の敗戦後、旧日本軍は敗走の中で中国各地に約200万発もの毒ガス砲弾を遺棄していた。戦後50年以上たつ今も、その被害に苦しめられている人々がいる。著者の地道な取材はその埋もれた事実を明らかにし、カメラは戦争…

一流の人が、他人に何を言われてもやらなかったこと。人生の価値を決める「秘密の行動基準」40 千田琢哉

2023年10月12日第1刷発行 帯封「あの人は、なぜ出世に興味がないのに稼ぎ続けられるのか? 日々の仕事術/時間の使い方/お金の使い方/勉強術/人間関係術 著書累計350万部突破のベストセラー作家がその共通点を初公開!」「この『目に見えない選択』が、人生…

太公望《下》 宮城谷昌光

平成10年5月20日第1刷発行 謀叛が発覚し、受王の粛清が始まった。鬼公の救出に向かった望だったが関所で止められた。その最中に継が戻ってきた。三公は沙丘で誅殺された。鬼公と九公は醢(かい)に、顎公は脯(ほ)と、極刑にされた。周公は捕えられ獄に入っ…

太公望《中》 宮城谷昌光

平成10年5月20日第1刷発行 太公望は、はじめ娶った馬氏の娘と離婚した後、斉に封ぜられると、先妻が再婚を求めに来たので、「覆水盆に返らず」と語ったという話があるが、これは作り話。盆は当時まだ存在しない。望は逢青との間に生まれた子を伋と命名した。…

太公望《上》 宮城谷昌光

平成10年5月20日第1刷発行 望は5人の幼い子を連れて火の中を逃げた。望の胸には商王を殺すという復讐の炎が立っていた。商王「帝乙」が崩御した。死んだ王のために異民族が捕られ、殺され、殉教者とされた。帝乙の王子が受で、後に紂王と呼ばれた。人狩りの…

生きること考えること 田中美知太郎

2002年10月20日発行 ・ひとは論理によって考えるのであって、論理のなかから何かを考え出すのではない。また他方、ひとは現実のなかから自由に前提となるものを取り出すことはできるが、現実に副って推理すべきではないであろう。かくのごとき現実追従は、奴…

叛骨《下》 津本陽

2016年9月20日初版発行 帯封「政府からの弾圧を乗り越え、外務大臣として日本を牽引した風雲児の後半生に迫る!陸奥宗光の知られざる生涯、ついに完結!」「『天地の間に一定の法則があることを信じれば、勝利はついに浪人が獲得する』 宗光は明治政府の指導…

叛骨《上》 津本陽

2016年9月20日初版発行 帯封「盟友・龍馬の死と不遇の青年時代・・・。『近代日本を創った男』の怒濤の前半生を描く! 歴史小説の巨匠が挑む渾身の長編最新作!」「『攻めるべき敵は攻め、助けるべき者は助け、わが身の忠勇と志をつらぬけ 明治維新は全国日本…

あなたの脳にはクセがある《下》 「都市主義」の限界 養老孟司

2017年6月10日発行 ・自殺を放置しておいて生命尊重を言うのは偽善ではないか。自殺を放置しているのは自分の命すら尊重しない人間は生きる資格がない、世間に迷惑をかけないで死んだ方がましというなら人命尊重でなく世間尊重である。世間を見限る奴は同情…

晏子 第4巻 宮城谷昌光

平成9年10月1日発行 平成11年8月20日8刷 裏表紙「崔杼は慶封と手を組み君主を弑した。一旦は崔杼の専制が成ったかにみえたが、崔氏は分裂崩壊し、代わった慶氏も謀せられた。脆弱不安の政情下、晏嬰は天の意志、民の声を全うしうるのか。後代、司馬遷がその…

晏子 第3巻 宮城谷昌光

平成9年9月1日発行 裏表紙「晏弱は死んだ。斉は偉大なる英傑を失った。幼少よりその天才を発揮した息子晏嬰は古礼にしたがって三年に及ぶ篤い服喪に入った。斉は周王朝の意志を奉じて魯の攻略を繰り返す。魯は援軍をもとめ、晋傘下の十二か国の大連合軍が魯…

晏子 第2巻 宮城谷昌光

平成9年9月1日発行 裏表紙「太公望以来の斉の悲願、東方の国、莱の併呑。その重責を一身に負った将軍晏弱は僅か五千の兵でそれを成し遂げると宣言した。迎え撃つ莱の智将王湫は一万の精兵を束ね、虎視眈々と斉軍の到来を待ち受ける。圧政に苦しむ敵国の民。…

晏子 第1巻 宮城谷昌光

平成9年9月1日発行 裏表紙「強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係…

あなたの脳にはクセがある《上》 「都市主義」の限界 養老孟司

2017年6月10日発行 ・知識というものは、じつは自分を変えるものなのである。たとえばガンの告知を受け、自分がガンであることを知れば、知った瞬間に咲いている桜が違って見える。それは桜が違うのではなく、知ることによって自分が変わるからである。また…

玉人 歳月 宮城谷昌光

1999年6月14日第1刷発行 玉人 崔信は友人の李章武に機嫌のよい声をかけた。李章武は崔信の家で玉で出来た白圭の燭台を見ていた。千年以上前の戦国期のものだった。李章武は中王、河北の国のものではないかと言った。李章武は容貌閑美と噂されていた。李章武…

コルベ神父 優しさと強さと 早乙女勝元

2002年6月21日初版1刷 ・アウシュビッツの犠牲者数は現在約150万人と推測されている。その中に一囚人の身代わりとなって昇天したコルベ神父。47歳。 ・コルベ神父が家畜用貨車でアウシュビッツ強制収容所に到着したのは1941年5月29日。囚人番号16670号。第17…

重耳《下》 宮城谷昌光

1996年9月15日第1刷発行 裏表紙「晋の内乱が鎮静し、重耳の弟夷吾が素早く君主に納まったが、軽佻不徳に人心は集まらず、重耳の帰国が切望された。刺客の魔手を逃れながら、飢えと屈辱の、19年1万里の流浪の末、ついに重耳は晋を再建し、やがて中国全土の覇…

重耳《中》 宮城谷昌光

1996年9月15日第1刷発行 裏表紙「称の孫重耳は、翼攻めに大功をたてた。雄偉な体躯の心穏やかな公子で、狐氏から妻を娶り、その一族の厚い庇護を受けていた。称の死後晋の君主となった詭諸は、絶世の美女驪姫(りき)に溺れ、奸計に嵌まって重耳たち公子を殺…

重耳《上》 宮城谷昌光

1996年9月15日第1刷発行 裏表紙「黄土高原の小国曲沃(よく)の君主は、器宇壮大で、野心的な称であった。周王室が弱体化し、東方に斉が、南方に楚が力を伸ばし、天下の経営が変化する中で、したたかな称は本国翼を滅ぼして、晋を統一したが…。広漠たる大地…

管仲《下》 宮城谷昌光

平成15年4月1日初版発行 斉の僖公が亡くなると、遠征に出ていた太子は、小白が君主として立つのではないかとの噂に影響され疑心暗鬼となった。太子は即位して襄公と呼ばれた。魯の桓公に妹文姜を奪われた襄公は妹を取り戻すべく夫妻で招いた。不義密通の…

管仲《上》 宮城谷昌光

平成15年4月1日初版発行 管仲と鮑叔(ほうしゅく)が出会う場面から話が始まる。斉の召公に学ぶために家を探していた鮑叔に適当な家の貸借を斡旋したのが管仲だった。翌日から召公家の教室に入った鮑叔の前にいたのも博覧強記の管仲だった。管仲の父が亡…

生きることの質 日野原重明

2013年12月10日発行 ・冒頭で、治療よりも、痛みを緩和するのが医師の役割だという箇所に、ちょっとしたショックを受けた。いのちの長さを第一に考えるのはなく、いのちの質、生活の質を重視せよという。 ・難民を受け入れないで、日本が平均寿命が世界一だ…

子産《下》 宮城谷昌光

2003年10月15日第1刷発行 2004年11月25日第4刷発行 裏表紙「謀叛に巻きこまれ、子国は果てる。3年の長きにわたり喪に服した子産はその後、苛烈なる改革者にして情意あふれる恵人として、人を活かす礼とは何かを極め、鄭と運命をともにしていく。時代を超え…

子産《上》 宮城谷昌光

2003年10月15日第1刷発行 2021年8月16日第16刷発行 裏表紙「信義なき世をいかに生きるか―春秋時代中期、小国鄭は晋と楚の二大国間で向背をくりかえし、民は疲弊し国は誇りを失いつつあった。戦乱の鄭であざやかな武徳をしめす名将子国と、その嫡子で孔子に…

コタバル 0215 アジア太平洋戦争のホントにふれる 札幌郷土を掘る会編

1997年12月5日初版発行 目次 コタバルの朝 華僑虐殺 「女性狩り」 タイ泰緬鉄道工事の強制労働 軍票 抗日義勇軍のたたかい 「多くの人にひろめてください」と託されて アジア太平洋戦争の侵略の姿 戦後補償とアジアの平和 ・1941年12月8日、日本時間午前0時…